こんにちは、現役SEの「とも」です。
今回は、プログラム開発で必ず使う「変数」についてです。
変数とは
変数とはプログラムで使うデータを入れておく「入れ物」のことを言います。
この入れ物は「データの種類」に「対応する入れ物」を用意しておく必要があります。
例えば、
- 野菜を入れる場合、野菜を入れる入れ物
- パンを入れる場合、パンを入れる入れ物
- お金を入れる場合、お金を入れる入れ物
のようなものです。
この入れ物は「データ型」といい、大きく分けると以下の種類があります。
- 整数型
- 浮動小数点型
- 文字型
- 真偽値型
- 参照型
それぞれの種類について複数回に分けて説明しますが、まずは変数の宣言方法から見ていきましょう。
変数の宣言方法
変数を使用するためには、最初に変数の宣言をする必要があります。
この宣言をすることによって、コンピュータに「変数のサイズ」分のメモリ領域を確保してもらうことになります。
基本的な変数の宣言方法は次のようになります。
- データ型 変数名;
ソースコードの例では以下のようになります。
int val;
各種データ型については、別途記載したときに、こちらにリンクを貼ります。
変数名については、任意の名称を付けることができますが、「命名規則」という一般的な表記方法のルールが存在します。
命名規則に則って記載することで、誰が見ても変数名を分かりやすくすることができます。
命名規則についても、別途記載したときに、こちらにリンクを貼ります。
変数の初期化について
変数は宣言しただけだと「何も入っていない箱」が用意されるだけです。
このままソースコードをコンパイルすると、コンパイルエラーが発生します。
そのため、変数の宣言とセットで「変数の初期化」をしてあげる必要があります。
【変数の初期化方法】
- データ型 変数名 = 初期化する値;
もしくは、
- データ型 変数名;
- 変数名 = 初期化する値;
ソースコードにすると、以下のようになります。
int val = 100;
int val2;
val2 = 100;
それぞれの型の詳細については、次回以降で書きたいと思います。